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仙元館の特徴

当道場は、合気道の創始者である植芝盛平先生の高弟であり、養神館合気道の創始者でもある塩田剛三先生の流れを汲む合気道を稽古しております。合気道の特徴である「自然の理法に逆らわない合理的な身体運用」は、自ずと自然との調和をもたらし、更に究極的には「敵と和する」ことをも目指す高い精神性によって、単なる格闘術に留まらない奥深さを備えています。当道場では、その神髄に少しでも近づけるよう、日々の稽古を創意工夫し、心身の研鑽に努めております

1「生きる力」の学び「姿勢」の養成

当道場では、「構え」すなわち「姿勢」を最も大切なものと捉えています。自らの身体の中心に一本の芯を通し、この中心軸のもつ力を最大限に活かすことを心がけ、日々の稽古に臨みます。ふいに押されても、また引かれても微動だにしない十分な重さを保ちながら、決してその場に居着くことなく自由に動き廻ることができる構えこそ、あらゆる力の源です。

そしてこの「姿勢」は、こと身体運用に留まらず、広く精神の中心力にも影響を及ぼします。諸事難事に相対したときに現れる、決して臆することなく立ち向かう前向きな姿勢、しっかりとした気構えは、正に「生きる力」に他なりません。決して比喩的な意味に留まらず、「芯のある人間」には、生きる力がおのずと備わるものと信じます。

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